23時過ぎのプラットホームには酸っぱい匂いが立ち込める

言葉にならないため息が

よ ろ・・・

  よろ・・・

よろ け る

 ・・・・・ば ば ば  ば  ば  ば ばば ふぉ ん!!

と、そこに

激しい警笛

いま、列車がゆっくりと 到着したのだ

 その警笛の激しさに思う

 ・・・・23時の運転士は ひとを信じていないのだ・・・・

そして

23時の駅員も ひとを信じていないのだ

カンテラの灯りが乗客をにらみつけ牙をむく

ああ、いま、むこうから、東京メトロの若い駅員

大きなトングとちりとりを持って

ありとあらゆるものに目を配っている

「私は汚れが嫌いです」

その、直線的な背中から

・・・パリ パリ パリ ン・・・・

氷の湯気が立ち上る

それは駅構内の浮かれた温度を下げ

荷物をたくさん抱えたわたしの熱を冷ます

冷たい駅員がわたしの横を

すりぬける

そのとき

わたしの体温は氷点下に達し

動けない・・・

真夏にしばれる しばれる 

縛られる・・・・

 「・・・・電車 到着しております ご注意ください・・・」

23時の駅員は 人を 信じない

浮かれたわたしを

戒めるように

23時の駅員は

わたしを凍らせて

しまった

★  ★

 そんなわけでイベント終わりました。反省点も山ほどありますが、いい歌舞台をたくさん聴けてわたしはしあわせでした。またあとでイベントについては書かせていただきますが、ともかく23時過ぎの駅員に感銘を受けたので詩を書いてみました。

23時すぎの駅員は独特の怖さがあります。でも、それこそ駅員さんだなと感じました。